市谷もめんです。
大変遅くなりましたが、アトミック☆グース『オイラーズサプライズ』無事終了しました。
たくさんのお客様にご来場いただきました。
そして、たくさんの方のご協力、ご尽力で、事故なく、幸せな公演となりました。
私、市谷は、幸せな千穐楽の夜、
なんとも複雑な、不思議な感覚で打ち上げ会場に居ました。
気持ちに一番近い言葉は『不安』だったと思います。
足が地につかない、どう居たらいいのかわからない感覚。
アトミック☆グースは、下郷、西田がスタートさせ、長いこと、5人でやって来ました。
全員、ふつうに、『芝居以外の仕事』をしながら。
年に一回のペースとはいえ、とても劇団員だけでは公演が成り立たず、
役者もスタッフも、たくさんの外部メンバーさんに助けてもらってやってきました。
ずっとこだわろうとし続けて来たのは、
参加してもらう人は、アトミック☆グースを好きだと言ってくれる人であること。
相思相愛でありたい。
それは、外部メンバーを迎えるにあたり、
『自分たちは、アマチュアで、そもそも誰からも認められるような、スキルは持っていない』
と、なんとも自信のないスタンスからだったかもしれません。
『全力を出しきるために、少なくとも、私たちのやりたいことに否定的な考えの人にはいて欲しくない』
のような、気持ちが大きかったと思います。
もちろん、こちらも『この人なら』と思うかたとご一緒したい。
このこだわり、簡単なようでなかなかの難題でして…
縁やタイミングもあり、なかなか幸せな出会いは転がっていません。
…書いてて、恋愛や結婚の話みたいになって来ましたが、本当に、そうです。
劇団は続いて来ていますが、数々の別れも経験して来ています。
それらの切ない経験は、劇団のあり方、劇団員としてのあり方はこうあるべきとして、
ある意味、指針を与えてくれました。
そこには、いまとなっては感謝です。
いま、公演を終えて、見てくださった観客の皆さんからも、
今回参加したメンバーからもたくさんの方から、
『好き』『また会いたい』
と言っていただけています。
でも、長くこの関係を続けるには、そこにあぐらをかいてはいけないと、知っています。
この『自信のなさ』は、宝だと思っています。
幸せな、本当に笑いが絶えない、
感謝や、報われた喜びが溢れた涙さえも面白い、愉快な宴の中で、
この幸せを手放さないためには、何をしたらいいのだろうと、
ずっとそんなことが、心の大部分を占めていました。
惚気にきこえていたら、ごめんなさい。
でも、本当に、劇団の力以上の成功であり、幸せだと、私は自覚しています。
本当に素敵なワインバーをちくさ座に立ち上げて、彩って、芝居を盛り上げてくださった、
美術、照明、音響のスタッフの皆様、
いつまでたっても素人気分の大人たちを、引っ張ってくださった舞台監督さん、
見守ってくださった劇場の皆さん、
細かい心配りで、気持ちよくお客様をお迎えいただいた受付スタッフの皆さん、
そして
年末の、忙しい週末に予定を合わせてくださったお客様、
『面白いよ』と、お連れ様を伴ってご来場いただいたお客様、
他にもお力添えくださった皆様、
本当に、本当に、ありがとうございます。
私たち、もっと面白くなるから!来年また、一緒に遊んでください。
来年2018年10月19日〜21日には20周年記念公演が決定しています。
この公演には、今回楽しんでいただけた皆さん、誰一人欠けることなく、
ご参加、ご観覧頂きたいと、願っております。
もう、手帳に書いて、スマホのスケジュールに登録してください。